2016年1月12日火曜日

祝・成人式!

1月10日は、那覇市内あちこちで成人式が開催されました。
私も来賓として、那覇中学校区の成人式に参加しました。
式は厳かながらもアットホームな雰囲気のなか、スムーズに運営されていました。

新成人の挨拶もしっかりしていて感心しました。

県外の大学に進学したことで地元沖縄のことをより意識するようになった。
また戦後70周年の昨年はさらに自分たちが主体的に平和な社会を作っていかなければならないと自覚した。
これからは社会人としてしっかり地域や社会に貢献できるようになりたい。

このような趣旨の挨拶をしていました。



会場を提供した那覇中学校の山里校長は、来賓挨拶に代えて「愛」をテーマにトランペット演奏で新成人を激励しました。


式の後半では思い出のスライドショー。
中学時代の懐かしい写真に終始笑い声が聞こえ、とても和やかな雰囲気でした。


そのほか、中学時代の校長先生をはじめ恩師の方々からも激励の挨拶があり、新成人の皆さんは5年前にタイムスリップしたような無邪気な笑顔をみせていました。


さて、沖縄の成人式というと、”荒れる成人式”で有名でしたが、ここ数年は様子が変わってきています。

那覇市では、1993年より那覇市民体育館に新成人全員が参加する成人式を市主催で行っていました。
それが、新成人が会場やその周辺で騒ぐ事件が数年続いたことで、2002年より中学校区の実行委員会主催の成人式に変わりました。

その後もしばらくは”荒れる成人式”が続きましたが、最近は以前のように荒れることは少なく、逆に別の方法で目立つ「カッコイイ」成人が誕生しています。

昨日(1月11日)の沖縄タイムスには、次のような記事が掲載されています。

→『「荒れる」成人式を変えたい! リーゼント姿の新成人が国際通りを清掃』



記事では、「リーゼントの髪形で桃色のはかま姿の集団が国際通りを練り歩く。手にはまさかのごみ袋。沖縄の「荒れる」成人式のイメージを払拭(ふっしょく)させたいと石嶺中学校出身の新成人16人が10日、約1・6キロの沿道のごみを笑顔で拾った。」とあります。

呼びかけ人の下地さんが、県外の大学で友人から「沖縄の成人式は恥ずかしくてダサい」と言われたことをきっかけに「何とかしてイメージを変えたい」と思い、この活動につながったそうです。

素晴らしい取り組みですね。
今後もこのような取り組みが広がっていくことを願います。

そういえば、若狭公民館で「土曜朝塾」などの取り組みを行っている学生団体IKAROSにも今年成人を迎えたメンバーが多くいます。
新成人、頼もしいですね。
(宮城)