10月10日〜11日でなは防災キャンプ@てんぶす那覇を開催しました。
防災キャンプとは防災訓練×キャンプをかけあわせて、宿泊しながら仮避難所体験をしようという企画です。
普段の防災訓練だとお風呂が入りたくなったら、ご飯を食べたくなったらすぐに家に帰れるのですが、宿泊となると話は別です。自分で考えて、どのようにこの場所で過ごすかを判断しないといけません。
宿泊することで、体験を通して様々なことを気づき、今後に生かしていくことを目的としています。
1日目、2日目と2日目防災キャンプの後に行われましたまちぐわー案内所ゆっくる主催の「防災訓練」の3部構成でやっていきます。
なは防災キャンプ@てんぶす那覇
PART1(1日目)はこちらをクリック
PART2(2日目)はこちらをクリック
10月11日の午後からは平和通り商店街の避難訓練&防災セミナーを平和通り商店街振興組合事務所前から行われました。
この企画は「まちぐゎー案内所ゆっくる」が不意の災害に備えて「まちぐゎー防災マップ」を制作した記念で、避難訓練と防災セミナーを開催しました。
『まちぐゎー防災マップ』サイトはこちらをクリック
今回、協力団体として参加した若狭公民館で平和通り避難訓練&防災セミナーの動画を作成しYouTubeでご覧いただけます。(YouTubeリンク)
今回は那覇市消防団第8分団の方々、那覇市消防局中央消防署上原分署の方々にもご協力いただき、避難訓練が行われました。
皆さん。「消防士」と「消防団員」が違うということわかっていましたか?
恥ずかしながら私(崎枝)はこの避難訓練を通して初めてわかったのですが、知らないという方のために。
「消防士」は消防や救急、救助などを専業とする地方公務員です。消防署にいる方はこちらになりますので、みなさんが真っ先に創造するのはこちらになります。
次に「消防団員」は、会社員や自営業者、主婦など、普段は他の仕事をしている方です。なので、みなさんの周りにも実は私は消防団員という方はいるかもしれません。
避難訓練は平和通り商店街事務所(よへな商店)が出火を想定して行われました。
「火事だー!」と周囲に知らせるために必死に周知している那覇市平和通り商店街振興組合 理事の矢野さん。
火事の火元を商店街にいる観光客や店員に教えて、初期消火のために段取りをくみます。
平和通り商店街振興組合 鏡平名さんの後ろでは炎が燃え広がっています(想定)
平和通り商店街振興組合 鏡平名さん
初期消火中です
初期消火が失敗に終わり、希望が丘公園へ向けて避難開始します。
車椅子の方がいることも想定して、消防団の方が補助してくれています。
避難経路に車どめが設置してあり、車椅子の方を通すのに一人ではできず、初対面の方々が協力して避難を続けます。
後ろには避難者が立ち往生しており、本当の火災になった場合の課題となりました。
避難場所になっている希望ヶ丘公園に到着しました。新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、避難した順番に検温と名簿を記入していきます。
那覇市消防局中央消防署上原分署より、本日の避難訓練の評価と水消化器訓練の説明があり、今回の避難訓練では、避難誘導などはバッチリだったのですが、消防署への通報の報告がなかったとの指摘があり、次に繋がる気づきが得られました。
次は防災士・災害ソーシャルワーカーの稲垣さんの防災セミナーです。稲垣さん自身が被災した神戸での震災直後に発生した商店街での倒壊や火災などで、どのような建物が倒壊しやすいかとか、それからどのようにして復興していったかを説明してくれました。
那覇市防災危機管理課より支給された防災食も交えて、商店街で火災が起きた時に想定できる課題や防災のやり方などをアドバイスしてくれました。