2020年10月15日木曜日

なは防災キャンプ@てんぶす那覇 PART1(1日目)

 10月10日〜11日でなは防災キャンプ@てんぶす那覇を開催しました。

防災キャンプとは防災訓練×キャンプをかけあわせて、宿泊しながら仮避難所体験をしようという企画です。

普段の防災訓練だとお風呂が入りたくなったら、ご飯を食べたくなったらすぐに家に帰れるのですが、宿泊となると話は別です。自分で考えて、どのようにこの場所で過ごすかを判断しないといけません。

宿泊することで、体験を通して様々なことを気づき、今後に生かしていくことを目的としています。

1日目、2日目と2日目防災キャンプの後に行われましたまちぐわー案内所ゆっくる主催の「防災訓練」の3部構成でやっていきます。


今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、関係者のみでの開催となりました。

10日15時から那覇市伝統工芸館の研修室をお借りして、展示ブースの設営を開始。

避難所モデルルームやダンボールトイレ、防災食などを展示ブースを作ります。

私たち公民館メンバー(崎枝と石田)は那覇市防災危機管理課所からお借りしたダンボールベッドの設営開始。小さなダンボールを組み合わせて大人一名が余裕で寝れるベッドになりました。

私達にとって初めてのダンボールベッド作り。まずダンボールでベッドを作るという発想が新鮮で、説明書を読みながらやっていきます。

小さなダンボールを組み立てます
小さなダンボールをたくさん組み立てます

このダンボールをさらに大きなダンボールにはめていきます
大きなダンボールに4つ小さなダンボールを積み込みます
こんな感じで強度をあげていきます
上にカバーのダンボールを引いて完成。とても頑丈なベッドになりました


隣では理想の避難所として、こういう避難所があれば快適に過ごせるよねという提案のブースを作っています。


身長180cmの私(崎枝)でもまるまる隠れました。プライバシー空間がもてるのはありがたいですね。
この部屋のすごいところは、どこにでもある廃材や布で作っているということ、なので、あらかじめ用意していなくても、材料を探して作成することが可能です!!


キャンプ道具なども活用して、より良い生活を過ごせるようになっています。


避難所というとどこか暗いイメージで、贅沢してはいけないという雰囲気がありますが、避難所が少しでも明るくなって、避難所を過ごすのが苦痛だと思わないような空間作りを自分たちでもできるということが、とても勉強になりました。


ダンボールトイレの制作にも取り掛かっています。避難所で困ることが多いトイレ。人は必ず用を足すなので、衛生的なトイレの確保は必須です。災害があった場所でもダンボールトイレを使用することはあまりないということですが、作り方を知っているのと知らないとでは大きな差があると思います。



できあがり!!
見た目もトイレです!



水分を新聞とダンボールで吸収できるようになっており、トイレが終わったら、ビニール袋を取れます。とても衛生的です。

テントも使って、プライバシーを守れるトイレに変身しました。

ダンボールはベッドにもなるし、トイレにも、机にも、プライバシーを守る壁にも使用可能で万能品です。

その時にいるメンバーで写真撮影。ペット防災の取り組みをしている「人も犬も猫も幸せ!な街つくり隊OKINAWA」の皆様もここから参加してくれました。



ワンちゃんも参加(左がつくねで右がさんご)

防災士で災害ソーシャルワーカーの稲垣さんが到着。みんなで軽く自己紹介した後、那覇ぶんかテンブス館(以下、テンブス館)の施設を周りながら、災害が起こった際に館がどのように活用できるのかを探る防災さんぽを開始しました。







屋上や調理室などをまわりながら、課題点などがみえてきました。
まず、テンブス館は那覇市の施設ではあるが、指定避難所ではないため、災害時には施設職員や来館者を避難させるマニュアルはあっても、避難者を受け入れるマニュアルはないということです。
つまり、現時点では災害時にたくさんの人を収容可能なホールや寝ることが可能な和室、調理が可能な調理室などを使用することができないのです。
半径500m圏内の指定避難所は壺屋小学校しかないなかで、もし大型災害が起こった場合、新型コロナウイルス感染拡大防止策をしながら、観光客や地域の高齢者を避難者を受け入れるには人数に限界があります。
てんぶす館も一時的な避難所としての役割を担うことになるのではないかとの話になりました。

しかし、受け入れる側のテンブス館の髙館長も今回の防災さんぽを通してはじめてその課題が見えてきたそうです。
部屋や調理室があるだけでは避難所としては成り立たないことがわかってきました。
テンブス館の近くには井戸や貯水槽がなく、水が足りなくなる可能性があります。
自家発電も2時間しかもたないので、停電した場合、施設の換気ができないことはコロナ禍の中では感染リスクがとても高くなるのです。
いざ、災害時にテンブス館がどのような役割を果たすことができるのか課題の洗い出しが目的だった今回の防災さんぽでは大変勉強になりました。

防災さんぽの後は各自自己完結ができるご飯作りです。
皆様、自分で持ってきた調理道具や材料で食べれるかも一つの気づきになります。




ご飯を食べながら、1日目の振り返り。
テンブス館館長髙さんから3.11東日本大震災の際に行ったお菓子を東北へ送るプロジェクトの話がありました。
こちらから、集めて送ったお菓子に関して感謝の言葉などをいただきながらも、手袋や毛布などを送ったほうが良かったのではとの意見なども寄せられて、髙さん自身も葛藤しながら支援したお話しを聞かせてもらいました。


今回参加者の尾池さんからは熊本地震を体験したお話しを聞かせていただきました。
支援物資が全国から届く時、渋滞が起こって思う様に物資の運搬ができないことや、物資を提供してもらう際、ダンボールに様々な種類が入っていると仕分けをする現地スタッフがとても苦労したこと。
お金が被災地では何にも役にたたなかったなど現地での体験を語ってくれました。

振り返りは深夜まで続きました



深夜になり、みんな眠ったのですが、コロナ禍でも沖縄の国際通りは賑やかで大声で話す人がいたり、パトカーなどが出動して、騒がしい夜でした。
1日目お疲れ様でした。おやすみなさい。



なは防災キャンプ@てんぶす那覇 PART2(2日目)はこちらをクリック
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『なは防災キャンプ@てんぶす那覇』
                 
主催:那覇市若狭公民館/NPO法人地域サポートわかさ
協力:(一社)災害プラットフォームおきなわ
那覇市防災危機管理課
那覇市ぶんかテンブス館
那覇市伝統工芸館
Happyぼうさいプロジェクト
人も犬も猫も幸せ!な街つくり隊OKINAWA
(一社)那覇市観光協会
まちぐー案内所ゆっくる
助成:一般社団法人 沖縄しまたて協会